あなたの歯の痛み……もしかしたら親知らずが原因かも?
「親知らず」とは、「智歯」とも呼ばれる歯で、永久歯が生えそろった後、奥歯の奥に生えてくる歯のこと。上下左右1本ずつで、最大4本生えてきます。多くの場合10代後半から20代前半に生えてきますが、現代人の顎は狭い傾向にあるため、何のトラブルもなく生えてくることはなかなかないようです。
斜めや真横を向くなどすることもあれば、歯ぐきに埋まったままの場合もあります。きちんと生えず、ブラッシングがしにくいと虫歯や歯周病になりやすくなります。また、歯並びを乱すなどの悪影響を生むことも。そのような場合は痛みを伴いますので、抜歯となるケースがほとんどです。
親知らずの抜歯について
完全に横向きに埋まっている親知らずの抜歯は難しく、熟練を要します。状態によって、歯肉を少しカットしたり、親知らずの一部をカットしたり、分割したりして抜歯することもあります。抜歯当日の翌日にご来院いただき消毒をして、1週間後に縫合した歯肉の抜糸のためにご来院いただくことがほとんどです。親知らずの抜歯には保険が適用されますので、気になる親知らずがありましたら、茨城県ひたちなか市の「あおば歯科クリニック」にご相談ください。
親知らずは抜歯が必要なの?
すべての親知らずが抜歯の対象となるわけではありません。ただ、次のような場合は抜歯をすることがほとんどです。
【抜歯が必要となる場合】
- 腫れや痛みがある
- 親知らずが虫歯になっている、または隣の歯も虫歯になっている
- 矯正治療を行ううえで、親知らずの抜歯が必要になった
- 歯列を乱し、顎関節症の原因と考えられる
- 周囲の組織を傷つけている
親知らずの抜歯後が不安なのですが……
当クリニックでは、親知らずを抜歯した当日でもお食事ができるような治療を心がけてします。少しでも抜歯後の治癒がスムーズになるように、次の点にご注意ください。
【抜歯後の注意点】
- お食事のときは抜歯したほうでは咬まないようにしましょう
- 指や舌で傷口に触れないようにしましょう
- ブラッシングは控えましょう
- 傷口は赤いゼリー状の物質(血餅)で塞(ふさ)がっています。この血餅は、感染を防ぎ治癒力を高めてくれますので、強いうがいなどで剥(は)がしてしまわないようにしましょう
先生からのメッセージ
奥歯が急に痛み出しご来院いただいた場合でも、いきなり抜歯はしません。まず炎症を抑え、検査をして抜歯する必要があるかどうかを調べます。そして抜歯をする場合は、どのようにするかを診断してから治療を進めていきます。上顎洞が近かったり、下歯槽神経が近い場所にあったり、全身状態の兼ね合いなどにおいて安全な治療を行うために、口腔外科をご紹介させていただく場合もあります。イレギュラーなケースでもご相談に応じますのでお気軽にご相談ください。
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